KANDAI
TOPICS日常の出来事

9月24日、南千里国際プラザで2025年度秋学期 関西大学留学生別科の入学式を挙行し、10の国・地域(アメリカ、イギリス、インドネシア、カナダ、韓国、台湾、中国(香港含む)、フィリピン、ベトナム、モンゴル)から集った50人の新入生が新たな学びの一歩を踏み出しました。式典には、吹田市や地域自治会、国際交流団体、さらには米国国務省からも来賓が出席し、学生たちの門出を祝福しました。
稲田貢国際教育センター長は式辞で、本学が推進するソーシャルインパクト創出に向けた多文化共修の取り組みに触れ、「異なる背景を持つ学生同士が学び合い、社会をより良くする知を育んでほしい」と述べました。また、「地域の方々や教職員がみなさんを支えます。積極的に交流を深め、夢を実現してください」と新入生にエールを送りました。
続いて登壇した竹内理副学長は、別科生も本学の大切な一員であることを強調。「できるだけ多くの友人をつくり、充実した留学生活を送ってください」と励ましの言葉を贈りました。
「不安や悩みは一人で抱え込まず、教職員やレジデントアシスタント(国際学生寮で共に暮らし生活をサポートする学生)に相談してください。関西大学はみなさんの成長を心から願っています」と語ったのは、藪田和広常務理事。新入生に、安心できる学びの環境を約束しました。
また、公益財団法人吹田市国際交流協会の大橋亜由美事務局長は、日本語活動交流の場を紹介し、「地域の人々とも交流し、幅広い世代と会話をして日本語を学んでください」と伝えました。
佐竹台地区連合自治会の吉田純威会長は、夏祭りや運動会といった地域行事を紹介。「文化や人々と触れ合うことが、日本語の上達や理解につながります」と語り、新入生に地域との交流を呼びかけました。
さらに、米国国務省 教育文化局 学術交流事業部のスティーブン マネー副部長は、自身の在日経験を交えて「文化の違いや言葉の壁は大きな成長の糧になります。失敗を恐れず一歩ずつ進んでください」と新入生を激励しました。
最後に、新入生総代の何 詩語(カ シゴ)さんが力強く宣誓を行い、会場は温かな拍手に包まれました。
式典後に開催された歓迎会では、教員からの挨拶の後、新入生たちが教員や仲間と交流し、親睦を深める姿が見られました。
関西大学留学生別科では、日本語能力の向上に加え、ICT(情報通信技術)を活用した情報活用能力の習得など、大学や大学院での学術活動に必要な基礎力を養います。新入生たちは、地域や世界とつながりながら言語と文化を学び、関大生としての歩みを力強くスタートさせます。
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