関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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日常の出来事

  • 国際交流・留学

ラオスのアーティストによるワークショップとアート作品贈呈式を実施しました

 千里山キャンパスで9月12日、ASEAN(東南アジア諸国連合)の「Artists Residency Programme」で来日したラオスのアーティスト、スーパラック・ポンサヴァット氏によるワークショップを実施しました。
 「自然素材で、植物染め」「ラオスの伝統模様をステンシル印刷」の各ワークショップは、学生や親子などの参加でいずれも満員となりました。
 植物染めは、下処理を施した布の上にモミジやマリーゴールド、ドライローズなどを思い思いに配置し、その布を丸めて蒸し、草花の形を布に転写するというもの。布をそっと広げると現れた模様に笑顔になる参加者も。ステンシルは、ラオスの自然をモチーフにした細かいパターンを切り抜いて型紙を作り、木炭の絵具で背景が描かれた紙の上に乗せ、その上から筆でインクをポンポンと塗り込む技法。型紙を静かに外すと美しい伝統模様が浮かび上がりがりました。
 製作の後は、スーパラック氏からスライドを用いてラオスの伝統文化などについての紹介があり、ランチ交流会では美術・工芸、観光や食についてなど、参加者の興味関心のある話題で会話が弾みました。

 また、9月26日にはASEAN関係者と本学関係者が出席し、スーパラック氏が本学滞在中に製作した作品"The Beetle's Journey"の寄贈式を実施しました。
 本学からASEANとスーパラック氏への感謝状を贈り、ASEAN関係者からは本プログラムの終了報告と、ASEANの取り組みへの本学の支援に対する謝辞が述べられました。
 最後に本学を代表して竹内理副学長(国際部長)が「今後また協力できる機会を心から楽しみにしています」と述べ、温かい雰囲気の中で式が終了しました。

 スーパラック氏は、2025年大阪・関西万博を契機とする国際アート交流プログラム「ASEAN Artists Residency Programme」のアーティストとして今年8月下旬から約1か月間、本学に滞在。創作活動や学生・教職員・地域との交流を通じて本学とASEANのつながりを深め、本プログラムにおけるASEANの目的である異文化交流や芸術的成長の促進に寄与することをめざし、一連の行事が実施されました。

スーパラック・ポンサヴァット氏が本学を訪問/ASEAN Artists Residency Programmeが始動(2025年8月27日 国際部のウェブサイト)

  • ラオスワークショップとセレモニー植物染め体験
  • ラオスワークショップとセレモニーステンシル体験
  • ラオスワークショップとセレモニーワークショップで自己紹介をするスーパラック氏
  • ラオスワークショップとセレモニー高橋学長を表敬訪問(9月12日)
  • ラオスワークショップとセレモニーアート作品贈呈式の様子(9月26日)