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関西大学博物館 夏季特別展を開催中

 関西大学年史編纂室は昨年、体育会野球部のOBであり、阪神タイガースの名投手・監督として輝かしい功績を残した村山実氏(1936~1998年)のご遺族から、ユニフォームやキャップなど約25点におよぶ遺品の寄贈を受けました。これを記念し、関西大学野球部の創部110周年にあわせて夏季特別展「関西大学野球部1915→2025」を関西大学博物館特別展示室にて、10月4日(土)まで開催しています。

 村山氏は在学中、関西六大学リーグで2度の最優秀選手に輝くなど活躍し、1959年に商学部を卒業。その後、大阪タイガース(現・阪神タイガース)に入団しました。現役時代は「ザトペック投法」と称される全力投球で人気を集め、1962年にはエースとしてチームをリーグ優勝に導くとともに最高殊勲選手にも選出されました。また、今年6月に逝去した読売ジャイアンツの長嶋茂雄氏との名勝負は、今なお多くの野球ファンの記憶に刻まれています。
 特別展では、阪神タイガース時代のユニフォームをはじめとする村山氏ゆかりの貴重な品々を展示しており、野球ファンの方々やどなたでも観覧できる貴重な機会となっています。

 また、関西大学野球部の110年にわたるあゆみも紹介。創部当初の貴重な写真や歴代の優勝盾・トロフィーが並んだ展示室では、野球部の長きにわたる伝統と栄光を感じることができます。
 さらには、村山氏をはじめ、山口高志氏(元阪急ブレーブス)、岡本晃氏(元大阪近鉄バファローズなど)、岩田稔氏(元阪神タイガース)、そして現役選手である森翔平選手(広島東洋カープ)、高野脩汰選手(千葉ロッテマリーンズ)、野口智哉選手(オリックス・バファローズ)、金丸夢斗選手(中日ドラゴンズ)といったプロ野球選手の活躍についても取り上げています。

 関西大学野球部は1915年(大正4年)に創部し、1931年に関西六大学野球連盟を結成。翌年には六大学リーグで初優勝を果たしました。1956年には村山実投手を擁して第5回全日本大学野球選手権大会で初の全国制覇を成し遂げ、その後も関西学生野球連盟で40回の優勝を誇っています。
 多くの名選手を輩出し続けてきた歴史と栄光を振り返り、次の世代へとつなぐ本展にぜひご来場ください。

夏季特別展「関西大学野球部1915→2025」詳細(関西大学博物館ウェブサイト)

  • 関西大学博物館夏季特別展
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