アンガーマネジメント講座を開催

 千里山キャンパスで5月27日、学生相談・支援センター心理相談室がアンガーマネジメント讚座を開催しました。アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで生まれたとされている、怒りの感情をマネジメントするための心理教育プログラムです。価値観の多様化や社会の変化に伴い、怒りの感情と上手に付き合うためのトレーニングとして、昨今特にニーズが高まっています。

 講座前半では、同センター心理相談員から"怒り"という感情の特徴について説明があり、その上で自分の怒りを捉えるための具体的なテクニックが紹介されました。ワークでは、ある場面に対する怒りの程度を参加者同士が話し合い、互いの意見に共感しながら、人によって怒りの感じ方や捉え方が違うことに気づく様子が見られました。

 後半では、怒りが湧いたときに、感情に振りまわされないための具体的な対処法や自分の気持ちの伝え方について解説がありました。最後に、「たくさんの考え方や対処法を紹介しましたが、自分自身にとってなじみのあることから取り組んでください」と締めくくられた本講座。参加者からは、「今まで知らなかったことばかりで、とても興味深かったです」などの感想が寄せられ、個別に質問をする学生らの姿が見られました。

 本学各キャンパスに設置している心理相談室では、専門のカウンセラー（公認心理師・臨床心理士）が、学生のみなさんが大学生活を送る中で直面するさまざまな悩みについての相談に応じています。また、学生や教職員のメンタルヘルスの向上に役立つ講座や講演会も開催しています。一人で解決が難しいとき、誰かに話してみたいときなど、気軽にご相談ください。

学生相談に関するウェブサイト