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「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施

  8月7日、千里山キャンパスで中学2、3年生と高校1年生を対象に毎年夏に開催している参加型プログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を実施しました。本プログラムは、大学などの研究機関で科研費(KAKENHI)を元に行われている最先端の研究成果に、中学生や高校生らが「直に見る、聞く、触れる」ことで、科学のおもしろさを感じてもらうものです。

   5年連続で第5回目となった今回は、環境都市工学部の村山憲弘教授が「資源循環工学の面白さを学ぼう ~環境に優しい有価物の回収方法とは?~」をテーマに、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」 にかかわる資源リサイクルの重要性と、その鍵となる分離工学の面白さを伝えるべく、講義や実験を企画。20人の中高生が参加しました。

 午前は開講式に始まり、「廃棄物から有価物をうまく取り出す分離方法とは?」をテーマに村山教授が分かりやすく解説。引き続いて、招待講演として大阪大学工学研究科の鈴木賢紀准教授が「SDGs時代の資源循環のあり方とは?」と題した講義を行いました。

 クッキータイム(休憩)や昼食時間には、参加した中高生や保護者らが研究室の大学院生と和気あいあいとした雰囲気で会話をしたり、科研費研究の成果を説明したパネル展示を見ながら村山教授へ熱心に質問をしたりする場面も見られました。

  午後は実験「水溶液から貴金属だけを固体粒子として回収する実験・実演」と「水溶液から有害物を吸着除去する実験・実演」を行いました。実験は、水溶液中の貴金属イオンや有機色素(メチレンブルーなど)の希薄水溶液から対象物を分離するというもので、参加者は研究室の学生から実演を交えた説明を受けた後、実験に挑戦。濾過された金の固体粒子や、排水に見立てた有機色素水溶液の色の変化を目で見ることができ、興味津々の様子でした。

  プログラムの締めくくりの修了式では、村山教授から一人ひとりに「未来博士号」が授与され、参加者からは、「キラキラ光る金の粒子がすごかった」「白衣や保護メガネを着用して研究者の気分になれた」また、「学校ではできない実験が面白かった」などの感想が寄せられました。

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