関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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舩橋晴雄客員教授による講演会を開催

 千里山キャンパスで6月4日、本学の客員教授で歴史家・元国土交通審議官の舩橋晴雄氏(シリウス・インスティテュート株式会社 代表取締役)をお迎えし、「宮本武蔵の方法論」というテーマにて講演会を開催しました。

 講演会は宮本武蔵の解説から始まり、「今の世の中において、もっとも国際的な評価を得ているのは宮本武蔵が書した五輪書です。なぜ評価されているかというと、海外の人が一般的な日本人を理解するにはうってつけであり、今では主にスポーツの分野などで、目標への姿勢について世界中で研究されているからです」と宮本武蔵が世界から注目されていることを話しました。

 その後、宮本武蔵の歴史を振り返り、その生き様を解説しました。舩橋氏は五輪書に書かれた内容から、「五輪書では様々な想定を見据えることで、想定外になった時でも落ち着き、対応出来るように準備しておくことが大切だと書かれています。これは現代の様々な分野でも当てはめることが出来るのではないでしょうか」と参加者に語りかけました。

 最後に「宮本武蔵が書したように、目標のために現実を見据えて努力することで自分自身が育ち、気が付けば困難な山にも登ることが出来ていたと思える日が来ます。それが人生の充実にもつながるのです。皆さんも宮本武蔵の考えを応用し、それぞれの分野で強くなってください」とエールを送りました。

  • 舩橋客員教授講演会
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