第32回「関西大学体育振興大島鎌吉スポーツ文化賞」授与式を挙行

  千里山キャンパスで7日、本学が誇る偉大なるオリンピアン・大島鎌吉氏に由来する、第32回「関西大学体育振興大島鎌吉スポーツ文化賞」授与式を執り行いました。

  本賞は、1932年のロサンゼルスオリンピック陸上三段跳びで銅メダルを獲得するなど、スポーツ界において世界的に活躍した本学OBの故大島鎌吉氏の偉業を称え、1988年に創設したスポーツ文化表彰です。

  前田裕学長、芝井敬司理事長、田中義信校友会長の挨拶の後、本学学生の部では、3×3バスケットで U23ワールドカップ日本代表の岩本悠太さん（経済学部2年次生）、デンソーカップチャレンジサッカー茨城大会で優勝した関西選抜のメンバーだった西村真祈さん（法学部4年次生）、全日本女子選抜ウエイトリフティング選手権女子45㎏級で優勝した辻もも香さん（法学部2年次生）ら計8人が受賞。特別表彰（個人）として、アメリカンフットボール界で年間最優秀選手賞にあたるチャック・ミルズ杯を受賞した須田啓太さん（文学部3年次生）、関大初の男子ゴルフプロテストに合格した釣浦郁真さん（人間健康学部4年次生）の2人が選出されました。また団体の部では、全国大会で優勝した拳法部と馬術部が受賞。特別表彰（団体）として、クラブ史上初の全国大会準優勝を果たしたヨット部（女子）が受賞。皆さんのご活躍に対して表彰を行いました。

  代表挨拶を務めた西村さんは「このような素晴らしい賞を受賞できたことをうれしく思います。先輩から教わった夢をもつこと、周りの方たちへの感謝を忘れないことを胸に、自分の夢に向かって努力していきます」と語りました。

  また、一般の部では、広く社会的なスポーツ文化の発展に貢献し、顕著な実績を残した、野球部の早瀬万豊前監督と陸上競技部駅伝の武田夏実駅伝監督が受賞。記念講演で、早瀬氏は「高校時代、どうしても大学で野球をしたい思いから勉強に励みました。大学生になって気付いたのは何事も自主的に考えて動く、考動力の大切さです。スポーツを通して考動力を学び、自己管理、自己責任とは何かを考えてください」と学生に呼び掛けました。また武田氏は、「スポーツする目的をしっかりと持ち、スポーツを通じて人とつながり、社会とつながって4年間を過ごしてください。失敗や挫折してもその時が成長のチャンスです。失敗を恐れず挑戦し続ける人間になってください」とエールを送りました。