「KANDAI×HOSEI SDGs Weeks 2023」期間中に秋季人権啓発講演会を開催

 本学では在学生や教職員の人権意識を高めるため、毎年春と秋に人権問題に関する講演会を開催しており、今季は「KANDAI×HOSEI SDGs WeeKs 2023」の期間である11月29日に千里山キャンパスで実施しました。
 本講演会では、カルティエ ジャパン プレジデント＆CEOである宮地純氏を招き、「『これからのダイバーシティについて』～カルティエ ジャパンの取り組みをふまえて～」と題して講演およびパネルディスカッションを行いました。

 前半は2つの基調講演を実施。まず、カルティエ ジャパンの宮地氏が同社の歴史から現代社会において活躍する女性を企業として応援するようになった経緯や、今日の社内外の活動実態を紹介。そして2025年大阪・関西万博に出展する「ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier」の計画を概説した上で、「"women"をうたわなくてもよい世界が当然のこととなるために、我々の世代、そして次の世代の皆さんと、どのような取り組みを行っていけばよいのかを考えていけたら思います」とメッセージを送りました。
 続いて本学文学部の多賀太教授が、関西大学におけるダイバーシティとジェンダー平等に関する取り組みと課題について詳しく解説しました。

 後半では大津留智恵子副学長がモデレーターとなり、宮地氏と社会安全学部の城下英行准教授および大学院心理学研究科の前渋貴子さんが登壇して「今後の大学や社会に求められるダイバーシティの在り方」をテーマにディスカッションを実施。三者の異なる立場からジェンダー平等を推進するために必要な取り組みについて意見を交わしました。

 今回の講演会が未来への前向きな課題を提起する機会となり、参加者それぞれに学びや気づきを得たことでしょう。

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