伊藤孝江文部科学大臣政務官が本学を視察

 7月20日、伊藤孝江文部科学大臣政務官がご来訪され、国際教育の視点、キャリア支援の視点、データサイエンスやSDGsなどの全学的取り組みなどの視点から視察が行われました。

 国際教育の視点では、「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」で採択された総合図書館内のGSC（Global Smart Classroom）や、世界展開力強化事業としてICTを用いた海外大学とのバーチャルクラスルームである「COIL型教育」の現場、異文化コミュニケーションの実体験や外国語運用能力向上の機会を提供する「Mi-room」などを視察。ここではさらに、文部科学省委託事業（2021年度まで）の後継事業として創設した「留学生就職支援コンソーシアムSUCCESS」の取り組みなども紹介しました。

 キャリア支援の視点では、本学のDX推進計画の一環としてコロナ禍において設置された「キャリアデザインラボ」と「プライベートブース」を視察するとともに、1・2年次生へのキャリア支援の状況の報告が行われました。

 全学的取組みの視点からは、AI・データサイエンス教育（共通教養科目、新キャンパス構想など）やアントレプレナーシップ醸成、SDGs、カーボンニュートラルへの取り組み、2025大阪・関西万博への出展など、本学が全学的課題として取り組む事例を紹介しました。

 視察の後、若手研究者との交流の場では、JST次世代研究者挑戦的研究プログラムの採択により、博士後期課程学生への人材育成プログラムの提供や経済的支援が実現したことや、卒業後のキャリア形成にも効果が出ていることなどが報告されました。また、芝井敬司理事長、前田裕学長をはじめ、法人役員、大学執行部らと懇談を行い、視察内容についての講評を頂くとともに、今後の高等教育について意見交換が行われました。