関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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春季人権啓発行事を開催

 本学では在学生や教職員の人権意識を高めるため、毎年春と秋に、人権問題に関する講演会を開催しています。
 堺キャンパスで6月19日、講師として和太鼓奏者で社会福祉士である片岡亮太氏を招き、『「だからこそ」伝える道を~日常に埋まった差別や偏見の種を掘り起こそう!』をテーマに講演会を行いました。

  和太鼓奏者・パーカッショニストの片岡氏は、全盲の社会福祉士でもある視点を生かし、言葉と音楽で共生社会や多様性の実現について伝える活動を展開。 講演の冒頭に、西アフリカ発祥のジャンベという楽器の演奏に合わせて、ホーミーという2つの音を同時に発声するモンゴルの伝統的な歌唱法を披露しました。

 片岡氏は、人権が尊重されているとは、「自分自身はもちろん、周りにいる人たちみんなが、当たり前に社会に存在して良いと感じられている状態ではないか」と語り、まずは自分の中に偏見があることに気付くことが大事であり、福祉や障害に関係な いと思っている人にも、そのことを知ってもらい、伝えていくことが重要であると語りました。

 最後に、「皆さんには、いろいろな学びをしてほしい。いろいろな人たちと出会ってほしい。多様な他者と出会うなかで心をいっぱい揺すぶられ、新しい自分に出会ってください」と呼びかけました。 そして、最後に披露した「貫伽羅麗(かんからり)」というオリジナルの楽曲では、ジャンベの音と歌に合わせて、参加した学生たちからの手拍子と「かんかんからり、かんからり」という掛け声が湧きあがり、会場全体が一つになりました。

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