関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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春季人権啓発行事を開催

 本学では在学生や教職員の人権意識を高めるため、毎年春と秋に人権問題に関する講演会を開催しています。
 千里山キャンパスで5月16日、春季3回目の講師として社会福祉法人すいせい理事長の岸田耕二氏を招き、「『誰もが"functionする社会"を目指して』~メンタルヘルスや発達障害のサポートの現場から~」をテーマとした講演会を行いました。

 精神保健福祉士・神戸市福祉政策委員でもある岸田氏は、障がい者だけでなく、引きこもり、大学生、児童養護施設の子どもなどの就労支援に携わる傍ら、メディア出演や講演など多岐に渡る活動をされています。

 講演では、「福祉の仕事とは」という話題に始まり、就労支援の実践、地元企業との連携、社会福祉法人すいせいが運営する古民家カフェの紹介、また働き続ける人になるための自己理解の手段として、ストレスマネジメントや五感の分析による適職マッチングについて解説しました。
 また岸田氏は、「自分を知ることは、自分の脳・身体のメカニズムを知ること」だと話し、人間の認知能力を体験する視覚テストを実施。参加者は、同じ対象物でも人によって見える色が違うことに驚き、会場内にざわめきが広がりました。

 最後に岸田氏は、自身が成長出来る職業と考えて現在の道に進んだ経験を踏まえ、「これから仕事を探すみなさんが、まず自分の良さに気付くことが大事」と参加者に温かいエールを送り、和やかな雰囲気で講演を締め括りました。

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