法学部学術講演会「ニュージーランドの歴史、社会、文化」を開催

 千里山キャンパスで5月2日、オークランド大学文学部上級講師のチャンズー・ソン氏を招き、法学部学術講演会を開催しました。

 ニュージーランドは火山が沸き上がってできた島であるという、大地の成り立ちから講義が始まり、自然、動物、気候、文化などを例にあげて説明がありました。
 1840年に先住民族マオリと大英帝国との間で締結されたワイタンギ条約はニュージーランドの出発点であり、当時はマオリと英国女王が対等の立場であったと、また独自の文化を持つマオリの食べ物や踊り、スポーツの説明がありました。ラグビーのオールブラックスが試合前に行うパフォーマンス「ハカ」についても取り上げ、幅広い分野での講義が進みました。

 学生から「ラグビーがどの様な影響を、ニュージーランドの社会・文化に与えているのか教えてください」と質問に対し、「マルチカルチャー（多文化）が進んでいます。オールブラックスはナショナルチームであり、国の代表。同じチーム内に多くの人種がいて、一丸となって戦い、それをまた国民が応援しています。多文化が進んでいる一例であり、ラグビーの中にとても重要な意味があります」と回答しました。

関西大学法学部のウェブサイト