関大生が猪名川町の観光事業活性化案を提案

 本西泰三経済学部教授のゼミ生が12月17日、本学との連携協定先の兵庫県猪名川町の協力を得て、猪名川町の観光事業活性化のための政策提言についてプレゼンテーションを行いました。

 この取り組みは、「経済学演習」の授業の一環で、地域社会で学び研究する「体験型政策提言」として、実際に地域を訪問して現地の方の話を聞き、一般の方々を対象にした独自のアンケート調査の結果に基づいて、研究活動の成果を発表するものです。人との関わり合いとデータサイエンスの双方を重視するこの取り組みは、本学の理念「学の実化」を、カリキュラムの中で実現しています。

 本西ゼミは2020年度の秋から、2021 年度と2022 年度の約2年半にわたってこの取り組みを実施。昨年度は、3 年次生 20 人 （4 グループ）が提案を行い、この提案をきっかけに、猪名川町によって企画された「いながわショートフィルムコンテスト」が、今年度開催されています。
 そして今年度も、3年次生24 人が約9カ月間にわたって5回ほど猪名川町を訪問し、町民や町内 5 つの観光関連団体と交流を重ねました。当日のプレゼンテーションは、「関大生が描く猪名川町の観光」と題して、5つのグループが猪名川町長、町内団体代表者らの前で発表を行いました。

【プレゼンテーションの内容】

・「星空×SNS で町を活性化！」（猪名川町観光協会班）：美しい星空を活用したイベント広報の提案

・「おいでよキャンプの森」（柏原生産森林組合班）：阪神地域トップクラスの標高を誇る大野山のキャンプ場来客向上策

・「交通×商業の新たな街づくり」（大島小学校区まちづくり協議会班）：交通網維持・商業施設誘致の方策

・「ボランティア革命」（猪名川町観光ボランティアガイドの会班）：観光ボランティアガイドさん活躍支援

・「星空映画祭で町を活性化」（道の駅いながわ班）星空の下で開催する映画祭の提案