化学生命工学部・石川正司教授研究室が体験型宇宙イベントで実験プログラムを実施

  10月22日、千里山キャンパスで体験型宇宙イベント「ミッションX宇宙飛行士のように心身を鍛えよう！」（主催：ディスカバリーチャンネル、協力：JAXA、関西大学他）が開催され、化学生命工学部石川正司教授研究室が子供たちへの実験プログラムを行いました。同イベントは、未来に活躍する子供たちへ届ける体験型宇宙イベントとして、実際に身体を動かしたり、専門家のお話を聞いたりすることによって、科学・栄養・運動など、宇宙に関する知識を、深く、楽しく学べることを目的としています。

  実験プログラムでは、石川正司教授がビデオレターで登場し、宇宙用の電池に使用される「イオン液体」の特徴について説明を行いました。その後、石川教授研究室に所属している学生が、アルコールランプと真空状態を模擬した装置を用いて、イオン液体の特徴である難燃性・難揮発性を示す実験を行いました。子供たちは、イオン液体を入れたアルコールランプが燃えないことを体験し、さらにイオン液体が入った電池が真空状態で膨らまないことを目の当たりにして歓声を上げました。

  当日は、午前・午後の部で延べ約200人の親子が参加しました。宇宙と科学との関係を学ぶ目的をもって参加した子供たちは、実験で示された物理現象に目を輝かせて興味深く見つめていました。