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博物館実習実践研修会を開催

  千里山キャンパスで6月18日、本年度第1回目の「博物館実習実践研修会」を開催しました。この研修会は学芸員が扱うさまざまな資料の取り扱いを実践的に学ぶことができる内容で、学芸員をめざす学生のみならず、一般の方も含めて25人が参加しました。   当日は、小畑弘己教授(熊本大学大学院人文社会科学研究部)を講師に迎えて、「土器圧痕(あっこん)研修」をテーマに、講義とレプリカの作成を行いました。

  小畑教授は、圧痕法の原理と理論、そこから導かれる歴史像について最新の成果を紹介しました。「土器圧痕法によって、中国新石器時代のコクゾウムシや韓国最古のキビ圧痕などが発見されるなど、これまで考古学者が気付かなかった新たな発見をもたらしました」と述べました。また、縄文土器を用いたレプリカ作成では、参加者は土器の中に残る植物の種や虫の圧痕を探し出す「土器圧痕レプリカ法」を学び、実践しました。

  • 博物館実習実践研修会
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