第29回「関西大学体育振興大島鎌吉スポーツ文化賞」授与式を挙行

  千里山キャンパスで3月2日、本学が誇る偉大なるオリンピアン・大島鎌吉氏に由来する、 第29回「関西大学体育振興大島鎌吉スポーツ文化賞」授与式を執り行いました。

  本賞は、陸上三段跳びでロサンゼルスオリンピック（1932年）銅メダルを獲得するなど、 スポーツ界において世界的に活躍した本学OBの故大島鎌吉氏の偉業を偲び、1988年に創設したスポーツ文化表彰です。

  今年度の受賞者は、世界フィギュアスケート選手権日本代表の宮原知子さん、全日本学生賞典障害馬術競技大会優勝の永合更良々さん、文部科学省スポーツ功労者顕彰を受賞した喜多美結さん、アメリカンフットボールの全米学生オールスターゲーム日本代表の坊農賢吾さん、全日本学生拳法選手権で男女ともに準優勝した拳法部です。

  授与式で前田裕学長は「コロナ禍の中で頑張るみなさんを見て、勇気と希望をもらいました」と選手らを称え、「残心」という言葉からスポーツの世界で重要視される心構えについて話しました。芝井敬司理事長は「コロナ禍でかつてない苦しさを味わいながらも、優秀な成績を収められたことを心強く思います。この苦境に立った今こそ、スポーツの意義や価値を改めて考え、大島鎌吉氏が生涯をかけて成し遂げたことについても思いをめぐらせてほしい」とメッセージを送りました。

  受賞者挨拶では、永合さんが「全日本大会で優勝できとても嬉しいです。この結果に満足せず今後も頑張っていきたい」と決意を表すなど、全員が感謝の意を伝えました。