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長沼睦雄氏によるオンライン講演会を開催

  11月16日に、「新入生に贈る100冊」の関連企画として図書館が『10代のための疲れた心がラクになる本-「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法-』の著者である長沼睦雄氏(十勝むつみのクリニック院長)のオンライン講演会を開催しました。
  講演会の目的は、コロナ禍の不透明な状況下で、学生がさまざまな困難に向き合うヒントを得る機会を提供することです。

  当日のテーマは「敏感すぎる人(HSP)として少数派で生きること」。昨今、およそ5人に1人があてはまると言われるHSP(Highly Sensitive Person)という「生まれつき非常に敏感な気質をもつ人」を例に出して、長沼氏は本書の内容を引用しながら解説しました。

  長沼氏はHSPの性質である「過剰に刺激を受けやすい」「共感力が高い」などについて話した後、「生きづらさの原因は、自分でもわからず、他人に理解されないために自分の気持ちを抑え込み、自己肯定感が持てないことです。思い切って嘘の自分を壊し、本当の自分を掘り当てる覚悟が必要」と説明。組織の復元力を担うのはつねに少数派で、孤立したとしても自分らしさを保つことが大切、と話しました。また「親子でも理解し合えないこともある、その上で自己主張できる関係を築けたら」と、人間関係についても柔軟にとらえる考え方を示しました。

  豊富な臨床経験に基づくわかりやすい解説で、「みなさん世界に一つだけの花。いきいきとした花を咲かせよう」と語る長沼氏に、質疑応答では多くの質問が寄せられました。




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