春学期卒業式および学位（修士、博士、専門職）記授与式を挙行

  千里山キャンパスで18日、2020年度春学期卒業式および学位（修士、博士、専門職）記授与式を挙行しました。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、参加者の手指消毒やマスク着用の徹底、室内換気などの対策がされての式となりました。

  式典では学部卒業生217人、大学院博士課程前期課程修了生19人、博士課程後期課程修了生13人、論文博士3人、専門職学位課程修了生6人に学位記を授与。芝井敬司学長は式辞で、「経済学者であるアマルティア・センが提唱した『人間の安全保障』（Human Security）という概念がある。これは、現在のそして新たに生まれつつある脅威に対応して、人々の生存、生活、尊厳を守ることをその狙いとしてきた。今般の新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、その言葉の通り世界全体におよぶ脅威の一つ。この『人間の安全保障』という言葉は、未来のより良い世界をめざして、新たな人生を歩み始めるあなたが困ったときに、迷ったときに、進路を指し示す道しるべとなってくれるでしょう」と門出の言葉を送りました。

  また、卒業生・修了生を代表して馬林さん（総合情報学部）は「関西大学での思い出は、一人ひとり違うかもしれないが、どれも等しくかけがえのないものとして残っていく。今、新型コロナウイルス感染症の影響で、そのかけがえのない思い出が残せない状況となっているが、一日でも早く収束することを強く願う。今までお世話になったみなさん、本当にありがとうございました」とお世話になった方々への感謝を述べました。