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TOPICS日常の出来事
人間健康学部4年次生の髙野芹奈さん(体育会ヨット部)が12月23日、芝井敬司学長と池内啓三理事長を訪問し、東京オリンピックのセーリング競技日本代表に内定したことを報告しました。
12月8日までニュージーランド・オークランドで開催されたセーリングの49erFX級の世界選手権において、髙野さん・山崎アンナさん(日本体育大学)ペアは20位に入り、その結果、東京オリンピック出場の切符を獲得。髙野さんはリオデジャネイロに続き、2大会連続での出場となります。
リオデジャネイロオリンピック以降、結果が出ず、世界で戦う難しさを実感した髙野さん。ビジョンを掲げ、生活面含めて自身のマネジメントを行い、海外のコミュニティにも英語で積極的に参加するなど、東京オリンピック出場に向けて努力をしてきました。「リオデジャネイロの時は、とにかくオリンピック出場が嬉しくて、どこか浮足立っていました。今回は東京オリンピック出場という目標が予定通り現実となり、冷静に受け止められている自分がいます。東京ではリオデジャネイロのリベンジを果たしたいです」と話しました。
芝井学長は、1936年のベルリンオリンピックを舞台に、日本選手団はじめ選手らの戦いぶりを描いたノンフィクション作品『オリンピア ナチスの森で』 (沢木耕太郎氏・集英社文庫) を紹介。船やシベリア鉄道での渡独など、過酷な環境の中で、試合にうまく波を合わせることができた選手が良い成績を収めたというエピソードを話し、「色々なものを背負いすぎないように」とメンタル面調整の大変さにも触れ、オリンピックでの活躍を願いました。
池内理事長からは「人生には一つのことに集中する時期、複数のことに取り組む時期があります。ぜひ文武両道で豊かな人生にしてほしい。2回もオリンピックに出場するなんてとんでもないこと。自信を持って頑張ってください」とエールが送られました。
セーリング競技の中でも49erFX級の魅力は、「海のF1」と呼ばれるほどのスピードとアクロバティックな選手のアクション。髙野さんは「まだまだマイナーな競技ですが、東京オリンピックでは自分のしたいヨットをみなさんに見てもらい、メダルレースに出場することが目標。必死で頑張りますので、応援よろしくお願いします」と抱負を語りました。
髙野芹奈さんインタビュー動画(スポーツ振興グループのウェブサイト)
- 芝井学長と髙野さん
池内理事長(右)と握手する髙野さん
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