KANDAI
TOPICS日常の出来事
千里山キャンパスで11月15日、外国語学部が「外務省外交講座~外務省の仕事~」を開催しました。
学生たちのキャリア啓発を目的とした本講座では、外務省大臣官房文化交流・海外広報課課長の川瀬和広氏を講師に招き、「広報文化交流」をテーマに講演が行われました。
文化交流は、政治、経済と並ぶ外交の重要な分野であり、複雑化する昨今の国際情勢において、その果たす役割はますます大きくなっています。川瀬氏は、外務省における文化外交の位置付けや、体系的に広報文化外交(パブリック・ディプロマシー)を実施するための体制、外務省および独立行政法人国際交流基金の事業内容等について紹介。その外交事例を挙げながら、世界での日本国のプレゼンスを高めるための施策として、文化や芸術を通じて他国を魅了する「ソフト・パワー」によるアプローチの有効性を説きました。
外交官や国際協力事業に興味を持つ、数多くの学生は熱心に聴講し、「国のセールスマン」として活躍する川瀬氏に対して、外交官としてのやりがいや外務省を志望した理由、国際情勢の情報収集方法など、学生から時間いっぱいまで質問が寄せられました。
川瀬氏は最後に、「文化交流から生まれる相互理解は、国家間の友好関係を構築させていく上で不可欠な要素。国交は政府だけでできるものではなく、みなさんの力が必要です」と伝え、「ぜひ海外に飛び出し、国際交流をしてください。自身を揺さぶるような経験ができ、いかに日本社会での悩みが小さなことか、自分の生き方を考える機会となります」と学生にメッセージを贈りました。
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