KANDAI
TOPICS日常の出来事
2019年度の春季人権啓発行事は全7回の講演会で、第5回目の講演会を5月30日、千里山キャンパスで行いました。
第5回目は朝日新聞京都総局の金順姫さんが、「日本メディアの中国取材―少数民族や人権問題をめぐって」をテーマに講演しました。まず新聞社の仕事内容を紹介。「どれほどのニュース価値があるのか」「記者の思い込みはないか」「独りよがりになっていないか」といったさまざまな視点から記事について検討する過程を経て、新聞ができあがると説明しました。現在、記者が書いた記事を点検し、完成させるデスクという立場の金さんは、「どうすれば読者にわかりやすく伝わるのかを考えながら、紙面を作っている」と話しました。
次に、自身が海外特派員として滞在した中国の話題に。新疆ウイグル自治区の少数民族問題を取材するなかで、事件の容疑者とされた男性の人物像を探るためいち早く出身地に赴き、その家族から貴重な証言を得た経験を語りました。「現場に行くことがとても大切」。自分の目で実情を確かめることが、記者として重要だと説きました。
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