関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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2019年度春季人権啓発行事「ウチナー(沖縄)とヤマト(日本)のあいだに~「菜の花の沖縄日記」とその後から考える~」を開催しました。

  本学では在学生や教職員の人権意識を高めるため、毎年春と秋に人権啓発行事を開催しています。2019年度の春季人権啓発行事は全7回の講演会で、その第2回目を20日に高槻キャンパスで行いました。

  はじめに、「地方の時代」映像祭2018のグランプリ作品であり、今回の講師である坂本菜の花氏の実体験をもとに制作されたドキュメンタリー『菜の花の沖縄日記』(沖縄テレビ放送)が上映されました。本作品では、坂本氏が15歳から沖縄問題に向き合った姿と、自身が感じたリアルな沖縄が描かれています。

  次に、総合情報学部の岡田朋之教授ゼミ生4人が壇上に上がり、坂本氏の「沖縄問題に答えはありません。一緒に考えてもらうことが大事」という一言からトーク形式で講演が始まりました。坂本氏は学生と、基地問題や米軍による事件など、ニュースなどで知っていると思っていることでも、本土での報道は沖縄での報道よりもずっと少なく、小さく取り上げられることや、報道のしかたに住民の普通の暮らしが破壊されているという視点が欠けていることなどについて、語り合いました。
  最後に坂本氏は「沖縄問題は対岸の火事ではなく、日本の問題です。これからも、常に自分は何ができるのかを考え、行動していきたい」と締めくくりました。

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