KANDAI
TOPICS日常の出来事
本学では、在学生や教職員の人権意識を高めるために、毎年春と秋の2回、人権啓発行事を開催しています。2019年度の春季人権啓発行事は全7回の講演会で、第1回目の講演会を5月13日、堺キャンパスにおいて行いました。
第1回目は、落語家で本学卒業生の林家染太氏が、「笑う門には福来る!~いじめられっ子の僕が落語家になったわけ~」をテーマに講演。自身が中学生時代に経験したいじめから立ち直った経緯や命の大切さ、そして将来の夢を追う大事さを学生らに語りました。
なかでも、いじめにあった中学生時代に感じた「命の大切さ」について、「死んだら絶対にダメ、生きていたら楽しいことはいっぱいあります。悩んでも自分ですべてを抱え込まないこと、自分が生きていく選択肢はたくさんあることを覚えてほしい」と、言葉に力を込めました。
また、いじめを受けた中学生時代の唯一の楽しみはお笑いであったと話した林家氏。このことから、将来は落語で人を癒したい、と思い落語家をめざした一方で、親には将来の夢をなかなか話せずに猛反対に遭ったという苦悩のエピソードも紹介しました。「子どもの頃になりたいと思った夢を実現できるように努力していくことも大事」。そんな言葉を最後に、会場に特別に設けられた高座で落語が披露され、会場が大いに盛り上がったところでお開きとなりました。
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