関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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外国語学部・熊谷明泰教授の退職記念公開講演会を開催しました。

  千里山キャンパスで15日、外国語学部の熊谷明泰教授の退職記念公開講演会を開催しました。

  熊谷教授は、朝鮮語の社会言語学的研究を専門とし、南北朝鮮における言語政策、朝鮮総督府の植民地言語政策、日・朝両言語の言語接触などを研究対象としてきました。1983年に高麗大学大学院博士課程文部省国費留学生として渡韓。その後、韓国や日本の大学で日本語や朝鮮語の教員として教壇に立ち、本学には1999年に着任しました。

  熊谷教授は講演で、「私にとっての朝鮮語」をテーマに、自身の人生と朝鮮語との関わりを振り返り、学生運動が盛んな激動の時代を過ごしてきた経験や、朝鮮の文化や伝統に魅せられた当時の思いについて、しみじみと語りかけました。また、昨今の若い世代に朝鮮語への関心が広がっていることを嬉しいこととしながらも、「歴史を知ったうえで関わるのと、知らないままに関わるのとでは習熟の度合いが全く違う。朝鮮語に関心を持つのなら、朝鮮民族の歴史にも関心を寄せてほしい」と学生に伝えました。

  最後に学生やスタッフから花束が贈呈され、熊谷教授は、「関西大学に赴任してから20年間、安定した研究環境のもとで、人間関係にも恵まれながら勤務でき幸せでした」と感謝の意を述べました。




  • 熊谷明泰教授
    熊谷明泰教授
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