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環境都市工学部土木系学科創設50周年・都市システム工学科創設10周年記念式典を挙行しました。

  4月28日千里山キャンパスで、環境都市工学部土木系学科創設50周年・都市システム工学科創設10周年記念式典を挙行しました。

  土木系学科(土木工学科、都市環境工学科)は、1967年に工学部に創設されました。これまでに5,000人以上の人材を社会に輩出し、多くの卒業生が日本の土木・建設分野で活躍しています。一方、都市システム工学科は、2007年の理工系学部改編の際に、当時の都市環境工学科とシステムマネジメント工学科の一部を統合し、環境都市工学部の一学科としてスタート。そしてこの度、土木系学科創設50周年、都市システム工学科は創設10周年の佳節を迎えました。

  式典には約300人の教職員や卒業生が参席。芝井敬司学長、池内啓三理事長、環境都市工学部長の山本秀樹教授らから祝辞が送られました。芝井学長は、専門分野として誕生した工学の歴史を振り返りながら、「市民のための工学として誕生し、工学分野の大きな役割を担うcivil engineering(土木工学)の益々の発展を期待します」と述べました。池内理事長は、土木系学科の卒業生が国内外で活躍していることを称えたうえで、「過去を振り返り、現在をしっかり見て、未来を見据えることが重要。今後も安全で安心な国土を作ってほしい」と、卒業生らの今後の活躍に思いを込めました。

  つづいて舞台は、「都市システム工学の未来予想図」をテーマにした学生懸賞論文の受賞者表彰に。濵明日香さん(環境都市工学部4年次生)が最優秀賞、栢原佑輔さん(理工学研究科1年次生)および大西宏美さん(環境都市工学部4年次生)が優秀賞を受賞し、小林晃教授から表彰状が贈られました。「防災が日常にある都市の構築」を見事に表現し、最優秀賞を手にした濵さんは、「東日本大震災を通じて防災意識が強まった。将来は有用な防災システムを構築できる技術者になりたい」と力強く話すと、『未来予想図Ⅱ』(DREAMS COME TRUE)の歌詞になぞらえながら、「私が描いた未来予想図が、叶っていくことが楽しみでなりません」と笑顔で締めくくりました。

  記念講演では、本学卒業生でパナソニック株式会社 前代表取締役の大坪文雄客員教授と、堂垣正博名誉教授がそれぞれ「ものづくり産業の競争力」「50年を振り返って」を演題に、ものづくりへの思いや同学部の誕生秘話を紹介しました。

  式典終了後の祝賀会では、それぞれが久々の再会に笑顔をこぼし、当時を懐かしむ姿も。関西大学応援団による伝統の演舞などによって華が添えられ、会場は終始和やかな雰囲気で賑わいました。本学では、今後も土木や建設分野を先導する人材を育成し、後世につなげる取り組みを行っていきます。




  • 記念式典

  • 記念式典芝井敬司学長

  • 記念式典池内啓三理事長

  • 記念式典山本秀樹教授

  • 記念式典楠見晴重教授

  • 記念式典学生懸賞論文表彰式

  • 記念式典大坪文雄客員教授

  • 記念式典堂垣正博名誉教授

  • 記念式典記念祝賀会