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2018年度関西大学年史資料展示室企画展「簡文館の90年 大学昇格から現在まで」を開催しています。

  4月1日から千里山キャンパス簡文館1階・年史資料展示室にて、2018年度企画展「簡文館の90年 大学昇格から現在まで」を開催しています。

  簡文館は、1928年に建築された「旧図書館」と、1955年に建築された「円形図書館」で構成される建造物で、今年創建90周年を迎えます。2007年に国の登録有形文化財となり、本年、戦後の近代建築として初となる大阪府指定有形文化財(建造物)にも指定されました。

「旧図書館」は、本学初の鉄筋コンクリート造で千里山キャンパス創設時を代表する建物です。同建物は大阪府内における近代の高等教育機関施設として現存する最古のものであり、同時期に建てられた鉄筋コンクリート造として希少な図書館施設でもあります。一方「円形図書館」は、戦後の学生増加・施設拡充に伴い増築された建物で、設計者は、日本近代の代表的建築家の一人である村野藤吾氏です。村野氏は、千里山キャンパスで約40棟におよぶ校舎の設計を手がけましたが、簡文館はキャンパス内で最もよく知られた存在であり、大阪府内に現存する村野氏の代表作でもあります。

  今回の企画展では、簡文館の文化財指定を記念し、同館ゆかりの品々を展示。村野氏と親交の深い建築写真家・多比良敏雄氏撮影の円形図書館と観覧席のパネル写真をはじめ、円形図書館と書庫をかたどった卒業記念のオルゴールなど、竣工から90年にわたる簡文館のあゆみを、感じ取れる企画となっています。
本企画展は2019年3月23日(土)まで開催しています(日・祝休館 ※5月20日(日)を除く。開催時間10:00~16:00)。ぜひご覧ください。


企画展「簡文館の90年 大学昇格から現在まで」の詳細




  • 企画展「簡文館の90年 大学昇格から現在まで」
    企画展「簡文館の90年 大学昇格から現在まで」
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