KANDAI
TOPICS日常の出来事
文部科学省で17日、 平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰授賞式が執り行われ、科学技術賞(理解増進部門)を受賞した環境都市工学部の江川直樹教授が出席しました。
江川教授の受賞業績名は、「豊かで持続的な集住環境への再編に向けた技術の普及啓発」。場所性にこだわる集住環境の設計手法ならびに団地の建替・震災復興・地域再生とまちづくり的再生技術を提唱し、設計作品を通して豊かで持続的な集住環境形成技術の普及活動に取り組んだことが評価されました。
江川教授は、「今回の受賞は、設計、著作、講演、教育、大学連携地域再編活動等の全てが対象となっています。しかし、集住環境のカタチのデザインやコミュニティ・制度再編に関するデザインの継続的な実践が、科学技術分野で評価されることはそもそも望外の出来事でした。このような賞を頂けたことに、うれしさと驚きを感じています。頂いた表彰メダルの図版は、建築家ヴィトルヴィウスの『建築十書』の挿絵でした。科学技術の象徴として「人類と火の関わり」をデザイン化したものだと知って、心の情熱や飽くなき気持ちの継続が、あるいは生活そのものが僕たちにとっての火なのかなと改めて思っています」と喜びを語りました。
また、今後の研究発展に向けて、「社会人になって40年余りの活動の総体を評価していただいたわけですが、全ての事象に大勢の方々による支援と善意の協働があってはじめて継続できてきたといつも思っています。2004年に関西大学にお誘いいただき、以降、ややもすればアカデミックではない研究活動という評価も受けました。しかし、関西大学からは常にあたたかいご支援をいただいたことがとても大きかったと今更ながらに思います。今後も、次世代を担う学生や周りの大勢との多世代協働活動にご支援をいただきながら、できることを継続して励んでいきたいと思っています」と意欲を示しました。
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