関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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第4回ウェアラブルEXPOにて、帝人株式会社との共同開発技術「圧電刺繍(e-stitch)」を展示しています。

  17日から19日の期間、東京ビッグサイトで開催されている第4回ウェアラブルEXPOに、システム理工学部・田實佳郎教授と帝人株式会社が共同開発した「圧電刺繍(e-stitch)」を出展しています。

  「圧電刺繍(e-stitch)」はファッション性を兼ね備えることもできる世界初のセンシング技術です。昨年開発した組紐状のウェアラブルセンサー「圧電組紐」を活用し、一定の刺繍模様をパターン化させることで、使用する生地や刺繍位置に左右されないセンシングを可能にしました。

  そもそも圧電体とは、圧力を加えると電気エネルギーを発生し、逆に電気エネルギーを加えると伸縮する特性を有する物質の総称で、スイッチなどのセンサーやスピーカーなどのアクチュエーター(駆動体)として使用されています。以前から本学と帝人株式会社は、数々の圧電素材を共同で開発してきました。

  今回のウェアラブルEXPOでは、「京都デニム」ブランドで知られる有限会社豊明の協力を得て、同技術を活用したレディースウェアを展示。ファッション性を有しながら身近でセンシング可能という圧電刺繍のコンセプトを表現しています。そのほかペットの見守りができる圧電刺繍ペットウェアや、スポーツ分野での応用が期待される圧電刺繍インソールなども展示していますので、本学の研究力をぜひ会場にて体感してください。

  関西大学と帝人グループは、今後も環境配慮型素材であるポリ乳酸による圧電体の可能性を追求し、さらなる技術確立やセンシングへのファッション性の付与などを通じて、Iot社会の進展に貢献していきます。

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