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イノベーション創生センター主催「イノベーターズトークvol.6」を開催しました。

  千里山キャンパスで11月29日、イノベーション創生センターが「イノベーターズトークvol.6」を開催しました。このイベントでは、ビジネスの第一線で活躍中の若手起業家を招き働き方の選択肢の一つとして″起業″があることを学生に伝えています。   第6回目となる今回は、クラウド型のビジネスチャットツール「チャットワーク」サービスをグローバル展開するChatWork株式会社CEOの山本敏行氏をゲストに迎え、「学生起業から205カ国・地域で利用されるチャットワークができるまで」をテーマに実施しました。

  山本氏は、大学在学中の2000年に留学先のロサンゼルスにて中小企業のIT化を支援する会社を創業し、2011年にビジネスチャットツール「チャットワーク」サービスを開始。2012年に現在のChatWork株式会社に社名を変更し、米国法人をシリコンバレーに設立しました。「ITに詳しくない自身がこのようなことができたのは、自分は人のやらないことをする。そのために自分ができないことはできる人を見つけてやってもらうと決め、Win-Winの関係を築いてきたからだ」と語りました。米国に進出した理由として、「創業して10年経っても世界に知られている日本のIT企業がなかった。そこで自分が世界に通用するIT企業を創ろうと思い決断した」と述べました。

  また、設立当初、体育会系の根性論で経営をしていたため社員が次々にやめていくという経験をしましたが、2009年から2年連続で社員満足度全国1位を獲得します。それには、山本氏のある行動がありました。「1年間に1,000人のCEOに会い経営のアドバイスを受ける」という目標を立て実行したのです。その時に、ある経営者に言われ心にずっと留めている言葉が"原因自分論"。愚痴を言うのは"原因他人論"。すべての理由が自分にあると思えば進歩がある」と、熱く語りました。

  現在は、新たなチャレンジとして兵庫県神戸市の谷上を拠点とした「谷上チェンジメーカーズビレッジ」を企画。「若者がシリコンバレーの起業ノウハウを学び、日本全国へそのノウハウを持ち帰り生かしてくれることを考えていると語ってくれました。

  最後に質疑応答が行われ、「失敗したら、とは考えなかったか」という学生の問いに、「本気でやっていれば必ず誰か助けてくれる。だから思いっきりチャレンジしてください。原因は自分にあると考えれば、必ず問題は解決できます。問題が大きくなったとしたら、自分が成長したということです」とエールを送りました。

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