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関西大学博物館で「蓄音機で聴くSPレコード演奏会」を開催しています。

5月から、千里山キャンパスの関西大学博物館で「蓄音機で聴くSPレコード演奏会」を開催しています。

2006年に上野製薬株式会社から寄贈された1500枚のSPレコードを所蔵している関西大学博物館では、学芸員が選曲したレコードを毎週1回の演奏会で紹介しています。蓄音機はイギリス・グラモフォン社の1928年製。奇しくも演奏会の会場である同館特別展示室(簡文館)の創設年と同じであることから、当時の建物で当時の音を聞くことができる貴重な機会となっています。

6月22日に行われた第5回目の演奏会では、渡邊貴亮学芸アシスタントがラフマニノフの楽曲を紹介。SPレコードに録音できる時間は片面でわずか5分間ほどであること、また蓄音機がぜんまい式であることや音量調節機能がないことなど、普段あまりなじみのないレコードと蓄音機について解説しながら、ラフマニノフ本人の演奏によるピアノ協奏曲第2番第3楽章をはじめとする美しい旋律で鑑賞者を惹き込みました。

演奏会は、6月29日(木)、7月13日(木)に続き、秋にも開催予定です。蓄音機ならではの柔らかく臨場感あふれる音に包まれるひとときを、ぜひ楽しんでください。


「蓄音機で聴くSPレコード演奏会」の詳細(関西大学博物館ウェブサイト)




  • レコード演奏会

  • レコード演奏会レコードに振動として記録された音を針で拾い、ホーンによって響かせる

  • レコード演奏会蓄音機の蓋の内側にはグラモフォン社のトレードマークがみられる