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ブータン王国の新聞記者と教員が本学を訪問しました。

18日に、ブータン王国の週刊紙『The Bhutanese』の女性記者であるツェリング・デルマ氏と、同国ジグメ・ナムゲル工科大学(JNEC)の教員で、インターン研修制度を活用して日本の企業で技術研修を受けているノルデン・ワンチュク氏、カルチャン氏が千里山キャンパスを訪問しました。

JNECの卒業生であるデルマ記者は、「日本ブータン友好草の根交流活動」として来日。恩師でもある2人の研修生の取材に加え、企業の人つくり現場と関西大学や報道機関への訪問、国会議員との面談を目的に、5月15日から23日まで日本に滞在しました。

本学訪問当日は、芝井敬司学長と国際部長の前田裕副学長のもとを訪れ、本学の概要や理念・歴史、ブータンとの関わり、留学制度や海外協定校、教育方針や施設などについて質問し、和やかな雰囲気で意見交換が行われました。その後、システム理工学部の倉田純一准教授の案内で、総合図書館や理工系学部の共同実習室や研究室を見学し、担当者からの説明に熱心に耳を傾けました。

2016年に本学と国際交流協定を締結したブータン王立大学(RUB)では、同国初の4年制機械工学科を設立予定で、協定締結時にはRUB副学長とJNEC学長が来学。今回と合わせRUB関係者5人の招聘は、機械工学科設立にも尽力する元本学教員の緒方正則氏とNPO法人国際建設機械専門家協議会(代表:白井一氏)の支援によるもので、日本国内の見学旅行にも同行しました。

デルマ記者が取材した日本のモノづくり技術や工業教育の実態、開発途上国からの留学、ODAや国際協力、日本政府の支援などにかかる情報は、ブータン国民に広く報道されます。こうした報道によって機械工学への興味・関心が高まり同国がさらに発展すること、また1960年代から実施されてきた日本による農業支援やインフラ整備支援の成果を継続するための、技術者教育の重要性の認知につながることが期待されます。




  • ブータン王国来学.jpg学長室にて
    左から カルチャン氏、前田副学長、デルマ記者、芝井学長、ノルデン・ワンチュク氏

  • ブータン王国来学.jpg図書館前にて

  • ブータン王国来学.jpg機械実習工場にて

  • ブータン王国来学.jpg前田副学長の研究室にて

  • ブータン王国来学正門にて前田副学長と共に