関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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イノベーション創生センターでは、「イノベイターズトーク」(全4回)を開催しています。

千里山キャンパスで15日から、起業支援に取り組むイノベーション創生センターが、「イノベイターズトーク」を開催しています。 本イベントは、ベンチャースピリットに富んだ人材育成を図るべく、若手起業家を学内に招いて学生と交流する全4回のトークイベントです。講師には20代から30代に起業し、ビジネスの第一線で活躍中の若手起業家4人を"イノベイター"として招聘。

第1回目は、大学4年時に株式会社和えるを創業した、代表取締役の矢島里佳氏を講師に迎え「自ら仕事をつくるという選択肢 -伝統を次世代につなぐために-」をテーマに実施しました。
学生時代、ジャーナリストを目指していた矢島氏は、「どんなことを伝えたいのかを考えていた時に、日本人でありながら日本のことを何も知らない自分に気付いた」、また、職人と伝統の魅力に惹かれて19歳の頃から全国を回りはじめ「日本の伝統や先人の智慧を、子どもたちにモノを通して伝えていきたいと思った時、それを実現できるステージがなかったので、やりたいことができる場所を作るのは自然な流れだった」と起業のきっかけを話しました。

和えるが今年、創業から6年を迎えたことに触れ「企業の成長を子どもの成長のように捉えてみると考えやすいことがある。例えば、"和えるくん"は今年6歳。社員であるお兄さんお姉さんには、"和えるくん"の成長に何が大切で、必要か、自ら考え行動する人が良い。経営理念は、"和えるくん"にどんな風に成長してほしいかを考えた」と独自の経営方針を説明。

イベントの後半は、起業や新規事業に興味・関心がある学生からの質疑応答の時間に。「今後、大人向けの商品を展開する予定はありますか」という質問に対して「『こぼしにくい器シリーズ』は、子ども向け商品ですが、大人になるまで使い続けられるようデザインしているので、実は大人の方も使えます。和えるらしさに共感してくれる方が、支え使い続けてくれている。和えるらしいよね、と言える軸を大切にして、これからも学びながら成長していきたい」と穏やかに語る矢島氏に盛大な拍手が送られ、トークイベントは終了しました。

  • イノベイターズトークvol1
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  • イノベーターズトークvol1