30種・1,500人超から成る学生ピアサポートの活動報告会を実施しました。

千里山キャンパスで4月26日、ピアサポートの拡大・強化を図るべく、学生が学生をサポートするピア組織が一堂に会する大規模ミーティング「ピアサポート活動報告会」を実施しました。

ピアサポートとは、仲間（学生）同士で相互に体験や感情を共有し、支援し合う活動のこと。従来から本学には多くのピア組織が存在し、個々に活動を展開してきましたが、それら組織を横につなげ、全学的に団体間の連携強化を図る取り組みは、今回が初の試みとなります。現在、ピア組織の数は30種以上、延べ1,500人超にも及び、こうした学生同士が学び合う文化は本学の特長ともいえます。

またピアサポート活動は、本学のポリシーである「考動力」（自律力、人間力、社会力、国際力、革新力）育成の場としても機能しており、本学では同活動のさらなる強化を狙いとして、大学教職員が教育的意図を持って関与・支援し、学生の主体的な学びを支援する仕組みを構築する動きを全学的に進めています。今回の学生ミーティングは、その第1弾として、同プログラム構築に向けた意見交換ならびに組織間の情報共有を目的に開催。当日は、数あるピア組織のうち10団体とピアサポート活動に関心のある学生ら約100人が集まり、互いの業務内容や学んだこと、伝えたいことなどを持ち寄り、ピア組織としての連携強化を図りました。

参加した団体のひとつ、ボランティアセンター学生スタッフの近藤義之さん（法学部2年次生）は、「自分たちでも知らない団体が多く、もっと広くピア組織の存在を周知していく必要があると感じた。まずは組織間で小さなことから協力・連携してPR活動に励みたい。また、意見交換会を開催するなどして、互いの悩みを共有し合い、各自の活動改善にも取り組みたい」と、同志であり、ライバルでもある仲間たちの刺激を受けながら、今後を見据えた力強いコメントを残してくれました。