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大同生命寄付講座「関西中小企業の活性化と経営革新セミナー」(2日目)を開催しました。

梅田キャンパス"KANDAI Me RISE"で25日、2016年度特別公開講座として、2日間にわたる大同生命寄付講座「関西中小企業の活性化と企業革新セミナー」(2日目)を開催しました。

18日に引き続いて実施された同講座は、大同生命保険株式会社が創業100周年を期に、「中小企業の継続的な発展を応援していきたい」という思いを伝える取組みとして、2002年度から全国各地で開催しているもの。今回の特別講座では、イノベーションをテーマに、ものづくりベンチャーとサービス型ベンチャーのそれぞれの創業者の思いとともに、企業経営における支援機関の紹介や、海外進出のためのシリコンバレー活用法についても取り上げ、経営や事業革新の参考にしてもらうことを狙いとしています。

2日目の講師は、本学卒業生でもあり、学生時代に起業し、現在の会社を立ち上げた駒下純平氏(株式会社ラブグラフ代表取締役、Photographer)と、本業の税理士業以外にも、大学講師や中核的経理財務専門職養成にかかる文部科学省所管プロジェクトの委員を務めるなど幅広く活躍している山本清尊氏(TKC全国会会員、税理士法人クリアパートナーズ代表社員税理士、兵庫県立大学大学院会計研究科特任准教授)。

一人目の講師である駒下氏は、「中小企業における次世代へ向けたイノベーション-若者ニーズの発見と実現方法-」をテーマに、主な広報手段であるSNSの活用法や、独自の観点からの社会的ニーズの発見方法を提唱。「若者のニーズは多種多様だが、彼らにはそれらを叶える術がない。大人として働く皆さんには、彼らの声に耳を傾け、実現に向けて手を差し伸べ協力することで、さまざまな分野に挑戦してほしい」と、自身の起業体験をもとにした熱いメッセージを届けました。
つづいて山本氏は、「中小企業の経営イノベーションを成功させるには-認定経営革新等支援機関の活用-」をテーマに、企業におけるイノベーションの実例を示しながら、中小企業を取り巻く経営環境について解説。事業の安定経営を実現するためのヒントを示しながら、政府の施策や各種支援機関の活用方法を解説しました。

受講した中小企業の経営者や学生らは、「学ぶことが非常に多く、良い意味で驚いた。ビジネスに関わる知識を得られる良い機会となった」と感想を述べ、関西の活性化に重要な役割を担う中小企業のあり方を再認識するとともに、将来の可能性を探ることができた2日間とすることができました。

  • 大同生命寄付講座駒下純平氏
  • 大同生命寄付講座山本清尊氏
  • 大同生命寄付講座