関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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帝人株式会社と共同開発した「圧電ロール」にかかる記者発表を行いました。

システム理工学部の田實佳郎教授と帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木純、以下「帝人」)が、世界初となる、ポリ乳酸の積層フィルムをロール状にした圧電体「圧電ロール」を開発し、12月22日、帝人東京本社で記者発表を行いました。

開発した圧電ロールは、ポリ乳酸の圧電積層フィルムをロール状に巻回することにより荷重に依存して電圧が発生・減衰するという特性と、大面積への対応や巻回数による圧電性能の持続時間の調整が可能となる特長を有しています。これにより、センサーとして介護やスポーツの分野、電源・電池としての利用など、生活のさまざまな面での用途展開が期待できます。

関西大学と帝人は2012年に、ポリL乳酸とポリD乳酸を積層させた圧電積層フィルムを共同開発し、また、2015年には圧電ファブリックの開発にも成功しています。来る1月12日(木)には関西大学東京センターにて本件に関連した新たな共同記者発表を行う予定です。

  • 帝人との共同記者発表
  • 帝人との共同記者発表