KANDAI
TOPICS日常の出来事
千里山キャンパスで24日、公益財団坂田記念ジャーナリズム振興財団の招きで来日したネパールの新聞記者、シャンブー・カトル氏による講演会が行われました。
同財団はジャーナリズムを通じて国際交流に取り組んでおり、この講演会は同財団主催、毎日新聞・毎日放送・関西大学共催で開催。学生ら約100人を前にカトル氏は、昨年のネパール地震の被害とその後の問題や現状を説明しました。
ネパールで昨年4月25日に発生した大地震では約9,000人が死亡し、75万戸が全壊などの深刻な被害を受けました。発生から1年半が経った今も、いまだにトタンぶきの仮設小屋で生活する人や、屋根のない教室で学ぶ子どもたちもいるなど、現状は思うように復旧が進んでいません。カトル氏はその原因について、「政党間の主張の違いなどから政治が不安定で、そのために復興に必要な法案も成立に時間がかかっている」と述べました。
またカトル氏は、来日後の11月22日から二日間、熊本県の震災被災地を取材したといい、同様の被害に遭ったネパールでの救援事業での二国間の協力の重要性を強調し、「被災者の思いに国境はありません」と話しました。
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