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政策創造学部が元阪神タイガース・八木裕氏による学術講演会を開催しました。

千里山キャンパスで22日、政策創造学部が学術講演会「理想の組織作りと人材育成」を開催しました。 

講師は、プロ野球・阪神タイガースで長年活躍し、初代「代打の神様」として多くのファンに親しまれた八木裕氏(野球解説者・野球評論家)。八木氏は、本学校友でもある村山実氏や岡田彰布氏をはじめ、吉田義男氏や野村克也氏、星野仙一氏といった名監督らの指導を受けた選手時代の経験と、現役引退後もコーチとして選手育成に取り組んだ経験をもとに、組織作りや育成、リーダー論などについて持論を展開。さらにプレッシャーに打ち克つ条件について、「プレッシャーは自分が感じているだけで、冷静に考えれば他の人には関係のないこと。簡単な話ではないが、自分を客観的に見られる自分をつくってほしい」と、自身の考えを披露しました。

また、歴代の監督について当時の舞台裏エピソードも交えながら、八木氏目線でその特徴を紹介するなど、普段は聞くことのできない現場ならではの見解に、学生ら聴講者のみならず、子どもの頃から大の阪神ファンと公言し、この日司会を務めた同学部の橋口勝利准教授も「普段どおりに話せない」と夢中になって聞き入りました。

質疑応答では、「強いチームを作るには選手同士で戦うのは大前提として、フロント側が明確なビジョン設定や環境づくりを徹底し、チームを同じ方向に導く必要がある」と、監督やリーダーの役割について言及した八木氏に対して、学生から「同世代のリーダーとして、全体をまとめるにはどうしたらよいか」とアドバイスを求める場面も。八木氏は、グイグイ引っ張っていくだけが全てではない。周りからも助言をもらい、模範となるように真摯に物事に取り組むことが大事」と、リーダーとしての一つの指針を示しました。
最後に八木氏は、「組織作りと育成は連動している。両方一緒に進めていくことが必要」と提言すれば、学生たちへ「うまくいかないと思ったときは、何かを変えなきゃいけない。変わることは絶対にプラスになる」と、力強いエールを送りました。

  • 政策創造学部講演会
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