バーバラ・カイザー氏の名誉博士称号贈呈式および記念講演会を実施しました。

千里山キャンパスで10日、オーストリア・エッゲンベルク城博物館主任キュレーターであるバーバラ・カイザー氏の本学名誉博士称号贈呈式および記念講演会を実施しました。

贈呈式では、文化遺産保存行政と博物館運営を牽引し、エッゲンベルク城を世界遺産登録に導いた立役者としての功績と、エッゲンベルク城に所蔵される「豊臣期大坂図屏風」の発見・調査・研究によって、本屏風研究および、なにわ大阪文化研究に取り組む本学の学術研究の発展に大きく貢献したことを称え、楠見晴重学長からカイザー氏に名誉博士称号記およびメダルが贈呈されました。

記念講演でカイザー氏は、エッゲンベルク築城ならびにエッゲンベルク家の歴史、さらには屏風発見から修復、調査、研究に至る経緯などについて解説し、「重要文化財であるこの屏風の歴史や意義について、今後も引き続き調査していきたい」と展望を語りました。