関西大学 KANSAI UNIVERSITY

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2016年度春季人権啓発行事を開催しています。

本学ではすべての構成員の人権意識を高めるため、学内外関係者の協力を得て、独自の人権啓発行事を実施しています。

千里山キャンパスで20日、「障がい者差別解消法の施行を受けて~その課題と3年後の見直しに向けて~」をテーマに、尾上浩二氏(特定非営利活動法人DPI日本会議 副議長、内閣府障がい者施策アドバイザー)による人権啓発講演会を開催しました。
尾上氏は、障がい者差別解消法施行に至るまでの経緯とその概要を説明。そして、本法の目的である「誰もが安心して暮らせる共生社会の実現」のために重要な合理的配慮について解説しました。これについて尾上氏は「障がいのある人が障がいのない人と同様に活動するためには、建設的な対話をもって、可能な範囲で柔軟に変更や調整を行うことが大切。これがあって初めて平等」と訴え掛けました。

さらに尾上氏は、現行の障がい者差別解消法が地方公共団体の定める条例によって補完されている実態に触れ、「3年後の見直しにおいて差別の定義等を加える必要性がある」と述べました。
講演の最後は「人権教育に率先して取り組んでいる関西大学には、誰もが安心して暮らせる共生社会の全国モデルになってほしい」という本学へのメッセージで締めくくりました。




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