タイ王国司法府裁判官らが来訪し、特別講義を実施しました。

千里山キャンパスで29日、タイ王国司法府の裁判官ら約30人が来訪し、法科大学院の松本哲泓教授による特別講義を実施しました。

本学はタイ王国司法府と2010年に協力基本協定を締結しており、共同研究や研修受入を通じて継続的に交流を図っています。
特別講義では、松本教授が「日本の民事訴訟における訴訟促進の工夫について」をテーマに、従前の日本の民事訴訟手続とその運用方法、また争点整理・証拠調べの工夫などを紹介。そしてそれらが現在の民事訴訟法にどう結実しているかを、過去に大阪高等裁判所部総括判事などを務めた経歴を持つ法律専門家としての視点から解説しました。
講義後には、日本の裁判制度の仕組みや和解について多くの質問が飛び交い、非常に有意義な時間となりました。