関西大学博物館「関西大学と村野藤吾展」および「建築学科卒業設計展覧会」を開催しています。

16日から千里山キャンパス・関西大学博物館にて企画展「関西大学と村野藤吾－設計図・建築写真・絵画」を開催しています。

本企画展では、建築家村野藤吾氏が手掛けた千里山キャンパスの建築作品を村野氏の設計図や写真家多比良敏雄氏の写真、画家松浦莫章氏の絵画から振り返ります。村野氏は大正から昭和にかけ大阪を本拠として活躍し、そごう百貨店大阪本店(現大丸心斎橋店北館)、世界平和記念聖堂(重要文化財)、新歌舞伎座が主な代表作として知られています。1951年から約30年の間に千里山キャンパスにおいて、40近くの建物を設計しました。

現在も千里山キャンパスには、千里山東体育館、円神館、KUシンフォニーホール、簡文館、第一中学校校舎、また以文館の外壁面に施された装飾など村野建築が数多く残っています。企画展の後にキャンパス内の村野建築を散策してみるのも楽しみ方の一つ。千里山キャンパスの歴史とともに、建築にまつわる当時のエピソードなども紹介され、村野氏の建築に対する思いを感じられる内容となっています。

また、23日からは同会場で、本学環境都市工学部建築学科の学生による「第1回 関西大学建築学科卒業設計展覧会」を開催しています。学生たちの4年間で培った技術・知識を駆使したさまざまな作品をぜひご覧ください。
本企画展の開催期間は2月25日(木)まで（日曜休館。開館時間は10：00～16：00）。

「関西大学と村野藤吾　設計図・建築写真・絵画」の詳細
「第1回 関西大学建築学科卒業設計展覧会」の詳細