経済学部・廣江満郎教授の最終講義を開催しました。

千里山キャンパスで21日、経済学部・廣江満郎教授の最終講義を開催しました。

廣江教授は「貨幣・金融論」を専門とし、1978年に大阪商業大学商経学部専任講師として教員生活をスタートさせました。1996年に本学経済学部に教授として着任以降、20年間にわたって本学の教育・研究活動に貢献。学生とのコミュニケーションを非常に大切にされる廣江教授は、学生から「気さくで話しやすい先生で、分からないことを質問するとすごく丁寧に説明してくれる」と慕われてきました。

最終講義は、あくまで授業の一環として担当講義のまとめを行った廣江教授。いつものように身振り手振りを存分に駆使しながら、「金融政策とは、経済を立ち直らせるきっかけづくりにすぎない」と話しました。廣江教授の、その人柄が伝わる熱心な姿に学生たちも真剣な姿勢で応え、「話したいことは尽きないけれども」と名残り惜しさを滲ませながらも教員生活の幕を下ろしました。

講義終了後は、この日出席した家族から「おつかれさま」の一言とともに花束が贈られ、「これまでの教員生活で一番恥ずかしい」とはにかむ廣江教授に、会場からは自然と温かな拍手が沸き起こりました。