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社会安全学部・河田惠昭教授の最終講義を開催しました。

高槻ミューズキャンパスで13日、社会安全学部・河田惠昭教授の最終講義を開催しました。

河田教授は社会安全学部の初代学部長として、学部の開設から発展に大きく貢献。また、政府の中央防災会議における複数の専門調査会で座長を務めるなど、日本の防災分野において現在も幅広く活躍しています。

最終講義では、学生・関係者ら約550人が聴講。「私が40年間挑戦した防災・減災・縮災の実践的研究とこれから」と題し、10年の節目ごとに河田教授のこれまでの歩みを振り返りました。
河田教授は「阪神・淡路大震災では自身の研究成果がほとんど役に立たず、防災・減災研究のトップランナーとしてのプライドを折られた。その経験を契機に実践的研究の必要性を理解し、災害に強い社会づくりをめざした」と話し、多様な分野の研究との連携や情報連携の重要性などを説きました。さらに、防災省創設に向けて、日本の防災体制の構築と国難災害の縮災の実現に取り組んでいきたいと、今後の研究活動の展望を示しました。

講義は、河田教授の独特でユーモアあふれる言い回しによって何度も笑いが起こるなど終始和やかな雰囲気のなか進み、最後に、同学部・研究科の発展に向けて「学問・研究に志と勇気を持って挑戦してほしい」と、学生・教職員に力強く呼びかけました。講義終了後は、教え子である学生から花束が贈呈され、会場からの盛大な拍手に包まれました。




  • 河田惠昭教授最終講義

  • 河田惠昭教授最終講義

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