フランツィスカ・エームケ氏の名誉博士称号贈呈式および記念講演会を実施しました。

千里山キャンパスで20日、ケルン大学名誉教授のフランツィスカ・エームケ氏の本学名誉博士称号贈呈式および記念講演会を実施しました。

冒頭の贈呈式では、これまでの日本学研究者としての功績、ならびに「豊臣期大坂図屏風」「浪花名所図屏風」双方の屏風の調査・研究における本学への貢献を称えて、楠見晴重学長からエームケ氏に称号記およびメダルが贈呈されました。

記念講演でエームケ氏は、「新発見『浪花名所図屏風』」をテーマに、屏風の役割と特徴を説明するとともに、「浪花名所図屏風」に描かれている細部の情報から読み取ることのできる文化や歴史、景観を解説。屏風が語る奥深い世界を聴衆とともに探りました。

また質疑応答では、図屏風の発見にまつわる和やかなエピソードも披露され、会場に笑い声が響きました。講演会終了後は、壇上に飾られた「浪花名所図屏風」のレプリカを近くで鑑賞しようと、聴講者による列が形成されました。