第7回地域防災情報シンポジウムを開催しました。

9月25日、社会的信頼システム創生研究プロジェクトが、関西大学をメイン会場、高知工科大学、岩手県立大学、静岡県立大学をサブ会場として、本州・四国をカバーした第7回地域防災情報シンポジウムを開催しました。

国立研究開発法人情報通信研究機構が運用する新世代通信網テストベッドJGN-Xを利用し、4会場を相互接続したTV会議方式で実施。本学をメイン会場としたのは初めての試みです。

シンポジウムは「ICTを用いた大学・研究機関のBCP確立に向けて」をテーマに、大学におけるBCPの事例や、東日本大震災を教訓とした地域防災の取り組み、今後想定されている巨大地震などの大規模災害においても頑強で有効活用できる情報通信技術について、国内のみならず米国の研究者や民間企業の研究者から、計11の多岐にわたる最新の研究報告が紹介されました。4会場で延べ71人にのぼる参加者は、TV会議を通してリアルタイムに遠隔地間での議論を展開しました。

本学からは、社会学部の与謝野有紀教授ゼミ3年次生による研究発表、環境都市工学部の大西有三特任教授による特別講演、システム理工学部の和田友孝准教授による先進研究発表が行われ、それぞれに活発な議論と今後の課題などが交わされました。