関西大学博物館講演会「ポピュラー音楽の誕生と蓄音機」を開催しました。

関西大学博物館で14日、柳知明氏（大阪芸術大学博物館事務長・学芸員）と社会学部の小川博司教授による講演会「ポピュラー音楽の誕生と蓄音機～音楽複製への欲望をめぐって～」を開催しました。

本講演会は、4月24日開催の講演会「あれも大阪、これも大阪」につづく関西大学博物館企画展「大学の扉を開く」の関連催事であり、大阪芸術大学博物館が所蔵する蓄音機とSPレコードによる「生」の演奏を聴きながら、音の歴史をたどりました。

柳氏および小川教授は、音楽を保存・再現する方法として、「記憶」というもっとも単純な方法から、視覚メディアとして記録する「記譜法」が生み出されるまでの変遷。そして、オルゴールに代表される音楽を複製するツールとしての自動演奏楽器の誕生から、レコードなどの音声の「記録・保存・再生」のための新技術開発に至るまで、その発展に欠かすことのできない蓄音機の紹介を中心に説明しました。