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大島鎌吉資料展示コーナーを設置しています。

千里山キャンパスの千里山中央体育館の玄関付近に、1932年のロサンゼルス五輪銅メダリストである大島鎌吉さんの資料と解説パネルの展示コーナーを設置しました。

創立130年の歴史の中で、オリンピックに出場した本学のアスリートは延べ37人にのぼり(候補選出者も含む)、そのうち、メダルを獲得したのは大島鎌吉さん(陸上三段跳び、第10回ロサンゼルス五輪銅メダル)、市口政光さん(レスリング、第18回東京五輪金メダル)、髙橋大輔さん(フィギュアスケート、第21回冬季バンクーバー五輪銅メダル)の3人となります。

大島鎌吉さんは、昭和初期に本学陸上部が第一期黄金時代を迎えたときの主将で、1932年のロサンゼルス五輪と1936年のベルリン五輪の2大会に出場し、ロス五輪銅メダル、ベルリン五輪6位入賞の成績を残しました。

選手活動を終えたあとは毎日新聞社の記者としてベルリン特派員を務め、ヒトラーとの単独記者会見やベルリン陥落など、歴史的な場面にも遭遇しています。戦後は、東京五輪の選手強化対策本部長や日本選手団団長なども務め、1982年には青少年教育や国際交流を推進した功績によりアジア初となる「オリンピック平和賞」を受賞しました。

これらの功績を称え、遺徳を継ぐため4年後の命日を期し、本学体育OB会が「大島鎌吉スポーツ文化賞」を制定しました。新たに設けられた展示コーナーでは、オリンピック平和運動をはじめとした大島さんの幅広い活動を示す品々とともに、生涯をまとめた「大島鎌吉ものがたり」のパネルを展示しています。

  • 大島鎌吉資料展示
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