第2回政策創造学部客員教授講演会を開催しました。

千里山キャンパスで19日、政策創造学部が、第2回政策創造学部客員教授講演会として「犯罪をどうコントロールするか－犯罪の原因とその対策」をテーマに、田中法昌氏(全国防犯協会連合会専務理事)による講演会を行いました。

「近年国際化が進み、日本と海外の犯罪組織が容易に情報共有する環境になりました。また、IT化に伴い、詐欺等が増加しています。このように、社会環境と犯罪には、大きな関わりがあります」と指摘。社会環境の変化と犯罪との関係を実際の事件を例に解説しました。
犯罪を減少するためには、犯罪が起こりにくい環境づくりや対策を行う必要があり、防犯環境設計として、道の照明や防犯カメラの設置など対策の一例を紹介しました。
また、近年人と人とのつながりが減り、地域の連携が減少していると指摘。防犯予防には、地域の連携が重要だと説きました。田中氏は今後の課題として、「加害者対策、被害者対策、社会環境対策」を挙げました。