2014年度秋季人権啓発行事を開催しました。

千里山キャンパスで5日、2014年度秋季人権啓発行事を開催しました。 本学ではすべての構成員の人権意識を高めるため、学内外の関係者の協力を得て、独自の人権啓発行事を実施しています。

今回の啓発行事では、「国際人権週間」として、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館から副総領事で文化・広報部長のフローリアン・イェーガー氏を招き、「『記憶・責任・未来財団』について―戦後ドイツにおける補償政策―」をテーマに講演会を行いました。

イェーガー氏は、第二次世界大戦後から行われたナチズムの犠牲者や、強制労働者に対するドイツの補償政策の変遷を説明。2000年にドイツ政府と経済界が設立した「記憶・責任・未来」財団が担っている役割や活動について解説しました。
また「ジェノサイドや戦争を二度と繰り返さないようにすることは、ドイツ政治においてナチス時代の過去が果たす役割です」と述べました。