経済学部が客員教授講演会を開催しました。

千里山キャンパスで22日、2014年度春季人権啓発行事の一環として、社会福祉法人プロップ・ステーション理事長の竹中ナミ氏が、「ユニバーサル社会―多様な働き方の創出―」をテーマに講演しました。

竹中氏は、障がいを持つ長女を授かったことで、「障がい者」に対する社会全体の意識転換の必要性に気づき、プロップ・ステーションを発足。そこで働く障がいを持つ人（チャレンジド）の仕事の様子や「ユニバーサル社会」の実現に向けた希望などを語りました。

「ナミねぇ」で親しまれる竹中氏は講演会の最後に、「頭の中だけで人権・福祉を考えてはいけない。障がいを持つ人に対して、"してあげる"のではなく、"できるようにしてあげる"のが福祉だと思います」というメッセージを聴講者に送りました。

本学では、すべての構成員の人権意識を高めるため学内外関係者の協力を得て、さまざまな行事を行っています。毎年春と秋に2回実施する人権啓発行事もその一環で、今年の春は29日（木）まで計7回の講演会を開催します。参加費、事前申し込みは不要ですので、多数のご参加をお待ちしています。